睡眠時無呼吸の治療

睡眠時無呼吸の治療にはどんなものがあるの?

持続陽圧呼吸療法(CPAP療法)

寝ている間に装着したマスクから空気を送って圧力をかけて、狭くなった気道を広げる治療法です。睡眠時無呼吸の最も一般的な治療法で、有効性も安全性も高く、装着した日から効果が見込めます。ただし、睡眠中にマスクから空気を送り込んできますので、慣れるのに少し時間がかかる患者さんもおられます。

マウスピース

寝ている時に下あごを少し前に出るように作成したマウスピースを装着して、気道を広げる治療法です。軽症〜中等症の睡眠時無呼吸の方で効果が期待できますが、歯科医院で専用のマウスピースを作っていただく必要があること、無呼吸の閉塞部位によっては効果があまり期待できないこともあります。

手術治療

肥大した扁桃や、軟口蓋(のどちんこ付近の粘膜)などが原因になっている場合に行います。

いずれの場合も肥満のある方は減量をしたり、生活習慣の改善(横を向いて寝る、禁酒、睡眠薬の中止、鼻閉の改善)などを同時に行っていただきます。